ゲームひとつから見えてくるもの

今日はひとつ、徹底的にひとつのゲームにこだわってみました。
いわゆる「レクリエーションゲーム」学校の休み時間にやっててもいいくらいの、ほんとに、ただの、「遊び」です。

だけどこういうゲームをやっている時に、ひとりひとりの傾向がよく見えたりします。

自発的でのびのびとした表現のためにとても大切なウォーミングアップ、それは「間違えること」「失敗すること」「好き勝手にすること」を『徹底的に』遊ぶこと。


体験ワークショップも含めて、(もちろんその場への慣れもあるとは思うのですが)こどもたちがわりとお行儀が良いというか、何かやる前にちょっとしたことも含め、ひとつひとつ「こういう風にやってもいいですか?」と確認する子たちが結構いるんですね。「なんでも好きなようにやってみて!」と言ってあったとしても。ま、自信がない、恥ずかしいという気持ちはよくわかります。

だからこそ、ここはひとつ、突破してほしい!


ということで、「ビビディビビディバ!」
円の中にいるオニが、次々とリクエストを投げてくる!数秒以内にリクエストを達成しないと、オニ、交代です。オニは絶対権力(!)があるので、アウトかセーフかを決めるのは、オニです。

一見、周りの人の反射神経が問われるゲームのように見えますが、実はオニ、大切なのです。鬼がうじうじもじもじしていると、周りが待たされますし、ヘンに気を使ってアウトを出さないようにしても、あんまり面白くない。スパーン!とアウトを出して、「えーなんでやねん〜」とか言いながら、どんどんオニが交代した方が絶対みんなが楽しめる。

でまた、みんなの中に「オニになるのは負けること」みたいな空気があると、これまた悲壮感が漂ってきます。瞬時に動くのですご〜くヘンな失敗をしちゃったりするのですが、それが自分で笑えるようになってくると、そうそう怖いものはない。

おとなもこどもも、これをやってわりと最後まで躊躇しちゃうのが、オニが何かを「決める」場面。相手への遠慮もさることながら、自分に決定権があること、自分が「正解」になることに、みんな慣れていないじゃないかなあ…と感じます。

自分の選んだことや、感じたことに自信を持つこと。特に演劇なんか、正解がたくさんあるんですから。「私はこういう風にやりたかったの!」って、まずは涼しい顔で言えるように。これはなかなか、やったほうがいいゲーム。


相手のしゃべりだしのひらがなを決めて会話をするゲーム。

「今日学校でどんなことしたの?『そ』」

「そ…そ…掃除の時間に男子がふざけた!」などなど。


お待ちかねの即興のお時間。だいぶリラックスして楽しめるようになってきました。


「犬を洗うひと」


なぜかどうしてもやりたかった「オレオレ詐欺/自宅に取りにくる編」

満足(笑)


財布をなくして交番に。


「遠距離恋愛」…場面を募集したらこんなリクエストが!なんておませさん!
そして果敢にチャレンジする思春期のはづきねえさん。


さあ、みんなぺりぺりと殻がはがれてきましたよ!

先が楽しみだ♪


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