伝えること。受け取ること。

さて。お芝居の道を志す人の多くが、おとなもこどもも「台詞」にこだわりがち。

「セリフのある役がもらえた!」とかね。

まぁ自分がエキストラの中にいたら、セリフを一行もらえることって、それはそれは大きな差に感じられるに違いませんが、


台詞=言葉というものはそれこそ氷山の一角で、それ以外の部分に大事なことや難しさがたくさん隠れているんですけどね、お芝居ってね。


というわけで、あえての「コトバを使わない日」です。


ザ・人間彫刻。彫刻家さんと、モデルさんと、粘土さんがいます。

彫刻家さんは、念動力で粘土を操り、作品を作ります。

粘土さんといっても様々なタイプがありますので。

自分の力が伝わりやすい粘土さん。なかなか伝わらなかったり、思いもよらない動きをする粘土さん。

「自分がこうやったら、必ず相手はこうしてくれる」というきまりはありませんので。

反応を見ながら、加減や工夫をしていくしかないのです。

ほんとは言葉も、そうですけどね。

作品集。


さて、後半は作品づくり2。

先週とは違う、新しいパートナーと短い時間制限の中で作って発表!なのですが…

おやおやどうした。

このね、「なかなか決まらない時間」でうだうだ悩むのも、また楽しいんですよね。

“順調”です。


結局「完成して発表」には至りませんでしたが、前回同様、なにやら壮大なイメージにチャレンジしたようで。ああ、全貌が知りたい!どうやらワニが出てくるらしいのですが…






もうひと組の発表。

どんな風に見えた?と観客に質問。


ー最初の通行人が…カバンが落ちてて、拾おうとしたんだけど、重くて“なのかな??”持ち上がらなくて、行っちゃって、二番目の人が“持ち方を変えたら”持てた。


“この部分”は、2人が意図してなかったところなんですが、どうしてそう伝わってしまったか。という解説をひとしきり。

最初から「布の素材で『重くて持ち上がらない!』という表現をするのは難しいよ。形の変わらないカバンにしてごらん」って教えちゃえば、簡単に完成すると思うんです。

でも、自分の表現したことが、相手にはどう受け取られるのか。相手の目線を通して確認し、学ぶことの方が、力になると思うのです。



言葉で伝えれば、情報としては簡単に伝わる。けれども、言葉では伝わらない質感も含めて、それを表現に置き換えること。

そして、言葉になる前の気持ちを、言葉に置き換えて伝えること。

なかなか手強い作業です。


今日は「コトバを使わない日」だったんですが、「今の気持ちをコトバにする」作業もしてみました。その結果、表面に現れた、お互いの気持ちのすれ違い。

自分がよかれと思ってやってたことが、相手にとってはそうではなかった、と知ることは、やっぱしんどいです。

そして、自分が感じた「これをされると、やだ」という気持ち。ただ「いや」と相手にボールを渡して終わらせるのではなく、なぜいやだとかんじるのか。転じて自分はどうしたいのか、どうありたいのか。そこまで相手に伝えて解決したい。

自分の心を覗き込む作業は、これもまたしんどいです。

でも表現者としても、ひとりの人間としても、大切な作業だと思うのです。


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